夏の花

固定電話にかかってくる電話なんて、ロクなものではないことは
重々承知しているつもり。とはいえ、公的にはこちらの番号にして
いて、ある意味、隠れ蓑にしているところもあるので、家にいれば
とりあえず出ます。

「もしもし」
「こちら、○○のなんとかかんとかと申しまして、リフォームなどの
　なんちゃらかんちゃら」

なんとかかんとか、とか、なんちゃらかんちゃら、としか言いようが
ないのは、全然覚えていないから
あー、勧誘かぁ、と思った瞬間に聞くのがいい加減になるのです。
さっさと切っても良いのですが、時間と気持ちに余裕があれば、
ちょっと電話に付き合います。

今回は、適当にかけているのではなくて、どうも、マンションの
関連からちゃんとここの住人とわかってかけているらしい。

「奥様でしょうか？」
「違います」
「失礼しました。あの‥‥それでは、どなたかお話のわかる方は
　いらっしゃいますか？」
「私しかいませんが」
「あ‥‥失礼しました」

アホやねぇーーー。イマドキは家族の多様性も進んでおるのだよ。
私の周りでも、分譲マンションに、一人暮らしとか、母子世帯とか、
ゴロゴロいます。まったく、どうしてこう、いつになっても、
こういう画一的な応対しかできないのかねぇ。

昨日の朝活